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松川村で大北農協第二倉庫を見学してみた [マチヅクリ]

いま、松川村でちょっとした…否、けっこうな(?)課題となっているらしい、
大北農協第二倉庫を(外部だけの見学ですが)ちょこっと訪ねてみました。

2011.6.20.大北農協第二倉庫.jpg
築約70年。
まさに“おひさま”の時代に誕生した、昭和の息吹を感じる建物です。
現在この建物は松川村が所有していることになっていて、
建物の安全性(耐震性)から取り壊しがかねてから議論されています。
耐震補強に6000万円以上かかるなどということからいったんは
議会でも取り壊しを決めたのですが、その後もっとコストを抑えた方法で
補強工事が可能との提案が出されたことから村は取り壊しを撤回。
現在は保存する方向で検討を進めている……らしいのですが、
一方では地元住民から取り壊しを求める陳情が出されたりと、
まだまだ建物の行く末は流動的な状態が続いているようです。

松川村在住の知人から件の問題について話を聞き、
たまたま今日その彼に連れられて初めて実際の建物を見た次第ですが、
いやはや、立派な蔵ですよ。
まず地域の食を支える米穀倉庫だったというだけあって
その外観はまさに威風堂々といった感じ。
なるほど建物の基礎部分は相当な補強が必要との印象ですが
上屋そのものはしっかりしているようですし、露出している土塗り壁部分も
傷みがあるようには思えません。
漆喰壁に入っているクラックも躯体の弱体化で起こったような感じでもなさそうで、
内部の様子は分かりませんが、基礎さえしっかりすれば十分
再利用が可能な建物ではないかという感想を持ちました。

問題は村にとって決して安くはない補強費を払うだけの価値を
きちんと見出せるのかどうかということ。
保存するならば後利用の方法まで一体で考えてゆかないとだめでしょうが、
今のところは村もその点について明確な方向が出せていない様子。
建物のある場所が松川駅近くの住宅地にあり、且つ災害時の避難場所に
指定されている広場に隣接する格好で建っていることから現状で危険な建物は
即刻取り壊しすべしという主張が出るのはむべからぬこととも思われ。

隣村のこととはいえ、こうした建物の保全問題は対岸の火事ではないですし、
個人的には耐震補強した上で有効な再利用の道が開けることを願っています。
新聞記事などによれば東京の武蔵野美術大学から、地域の生活文化を体験できる
「体感型ミュージアム(美術館)」といった構想の提案も出されたりもしたようですし、
みんなで知恵を出し合って地域の“昭和史”を見つめ続けてきた建物を
これからも活かし続けられないか模索してゆければいいのにと思います。

ホント、補強の必要な基礎を除けば建物はしっかりしていると思いますよ。
まだ引導を渡すには早すぎます。
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